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その時もあの時もだいすきっ

 転校生・桜と、彼女を「私の嫁」と豪語し付きまとうチビで変わり者のひかる。
強引で唐突かつ絶え間ないひかるのアプローチに、困惑しながらも満更でも無くなってゆく桜だが……と、久々更新の「百合図鑑」。今回は雑誌ヤングコミックの最新号より連載の始まった「だいすきっ」をご紹介。(10年4月号より)
ツンデレ(?)受けのちびっ子攻めという、悪魔的な展開が読む者の心を根こそぎ魔導へ誘います。
是非手に取り、電車の中で読んで頂きたい。
きっと貴方のにやけ顔は、周囲の人々の興味を集める事でしょう。
(もっともそれは多分に憐憫や困惑を含んだものでしょうが……)

とまぁ、どうでも言い話はともかく、連載一回目なのでまだまだ多くは語れませんが、百合漫画の新作として期待はがぜん膨らみます。
何と言っても、作者の月石さんの描かれる繊細で柔らかな絵と、作品に充満するエロんエロんな空気が織りなすハーモニーィぃっが素晴らしい。
のっけのカラーページから百合度マックスで突き進む姿勢は、さすがは百合マイスター月石さん! 今まで百合作品が無かった(らしい)本誌定期購買者の土肝を抜いたに違いない。
この先暫く、毎月氏の新作が手軽に読めると言うは、何とも贅沢な話であり、百合作品に飢えている皆様の欲望を、きっと満たしてくれる事となるでしょう。

さて、本作の作者様であります月石さんは、私が初めて購入する気になった百合同人誌の作者様であり、今や私の書棚の一角を占有するに至った百合同人誌は、氏の作品に触れ、そのレベルの高さとハイクオリティな絵、そしてエロさに「同人誌侮り難し」と認識した結果である。
自身の百合趣味範囲を同人誌にまで手を広げるきっかけになったわけであり……お陰様で元々素っ堅気な人にはお見せできない私のコレクションは、より一層の深みを増して我が人生の健全化を阻む要因となっているのです。
うん、世間的にも、倫理的にも、経済的にもとっても困ったね。まいったまいった。

posted by: YOG | 百合図鑑 | 02:12 | comments(0) | trackbacks(0) |-
ボンテージ侍

戊辰戦争末期、 五稜郭の土方歳三が残存新撰組が最後の抵抗を行っていた弁天大場へ援軍へ向かう途中、凶弾に倒れ命を落とす。
しかし彼が身にしていたとある力は、その場に居合わせた娘へと引き継がれる。
そして10年後、世界の列強が利権を争いひしめき合う蝦夷の箱館では、猟奇的な殺人が相次ぎ、新撰組残党による事件ではと噂が立っていた。
そんな中、土方の意志を継ぐ少女は事件を引き起こしている人ならざる存在・妖人との戦いの渦中で、ヒメガミと名乗る仮面を付けた女と出会う。
――現実とは違うパラレル的な明治時代を舞台にした、和製バトルファンタジー漫画「ヒメガミ」をご紹介。
父親から引き継いだ力をもって妖人狩りを行う土方彪と、精霊の力を取り込みヒメガミと呼ばれる戦士に変身するヒメカの二人が、蝦夷の地に眠る人外の秘術を巡って列強の軍隊やら妖人達と戦うわけだが、え〜一言で現すと「実に惜しい漫画」です。
魅力的なキャラクター、存在感のある敵、激しいアクションとそれを描き切る作者の画力、時代考証の取れた舞台設定に、素敵な百合要素――と、個人的には完璧に近い出来なのだが、とにもかくにも連載雑誌の消滅という外的要因によって、広げた風呂敷を大急ぎで畳まざるを得なくなったのは悲運としか言いようが無い。
一応は纏めているものの、所謂「俺達の戦いはこれからだ!」的な終わり方になってしまっているので、これから読まれる方は十分注意をして頂きたい。
それでもなお面白い漫画である事は確かなので、人外の存在とのチャンバラや、幕末〜明治の歴史が好きな方、そして百合スキーな方には是非お手元へどうぞ。
ああ、もっと長く読みたかったなぁ。

posted by: YOG | 百合図鑑 | 00:47 | comments(0) | trackbacks(0) |-
奥さんは高河ゆん!
ある夜、 一人暮らしの女子高生・社千尋の部屋に訪れたのは、白い和服を纏った少女ゆき。
幼き日に果たした彼女との邂逅を思い出した千尋は、なし崩し的に彼女との同居を始める。
――というわけで、今回は「ゆきの咲くにわ」をご紹介。
とっても可愛らしい絵柄なんですけど、頭身やデフォルメの描き方の所為でしょうか? 少し懐かしい感じのする80年代〜90年代前半チックな絵柄が、おとぎ話的な作品の雰囲気にジャストフィットしてます。
個人的(年齢的)にはとっても馴染み深い感じがして、非常に好みなのだが、どうやら作者のたつねこ氏とはやはり年代が近い様子だ。(ペンネームの由来もうる星の「コタツネコ」からとの事)
そんなわけで、幼馴染み的雪女と同居する事になった千尋さんと、その学友達との日常を描いたガールズコメディ4コマ漫画ですが、垣間見せるシリアスな空気が全体をダラけさせずにいい具合に引き締めてくれます。
基本的に登場人物は主人公・千尋と、雪女のゆきの他にはクラスメートの茴(うい)と小野の計4人しか出てこず、舞台が共学校にもかかわらず男子は背景としても極僅かに顔を出す程度。
更にゆきと茴の二人は千尋を好きである事を隠す事なく全力でアピールする、共学校でありながら全開百合が楽しめます。素晴らしいじゃありませんか!
人外の中でも人魚と雪女ってのは大抵は悲哀的な物語になりますが、本作もコメディの中にそう言った雰囲気が多分に含まれており、萌え四コマだからと言って油断は出来ない状態で、その辺りも含めて今後の展開が楽しみです。
さて本単行本の帯に「貴方のぱんつが欲しいのでずが!」とでっかく書かれており、パンツを入手する事に重要な意味合いがあるのか? でなくとも物語冒頭の展開でパンツが絡んで来るのかと思われましたが、何の事はありません。
パンツが好きな人は、その辺注意してください。
posted by: YOG | 百合図鑑 | 00:12 | comments(0) | trackbacks(0) |-
幾ら何でもやりすぎ
 アストラエアの丘にある三つの女子校、聖ミアトル女学園、聖スピカ女学院、聖ル・リム女学校では、毎年各校からの代表カップルによる選考大会を経て、エトワールと呼ばれるアストラエア三校の名誉称号を決めていた。
聖ミアトル女学園に転入してきた蒼井 渚砂は、学園随一のお姉様・花園 静馬のパートナーとしてエトワール選に望む事となる。
――いかにもマリみてブームの影響で企画作りましたーっ!的な作品で、原作(?)となる雑誌企画の事は詳しく知りませんし、アニメも見た事が無いので、純粋に漫画だけを評価します。(一応、小説も読んでいます)
同じ敷地に三つの巨大な女子校が有って、それでエトワールなる名誉称号を賭けて、各学園の生徒達が、「ラ・ブリヤン・トゥヴェルチュール」「レプルーヴ・ダムール」「ル・デルニエ・ミラークル」などと言った、名称だけでは何が何だかさっぱり解らない競技で勝負をしたり、時には策謀を用いたりして相手を蹴落としたり……というお腹一杯な内容。
まず企画があり、次にキャラがあって、そしてそれらを活かす為に舞台が用意されている為か、多少の見無茶を意図的に無視した結果、現代の日本国内が舞台になっているとは微塵も感じる事は出来ない雰囲気となった。
それは、もはや国籍も年代も超越した異次元ファンタジーに近い。
男の存在は皆無であり、日本の少子化が心配になる程の百合まみれな世界となっている為、登場人物は何を悩む事もなく、当たり前に同性への愛情を抱いている。
しっかし、こんな企画がよく通ったものだ……ほとほと関心する。
壊れるならば中途半端は良くない事は理解しているが、百合マニアとしての理想郷的光景をこうも具現化されると、やはり自分の精神が病んでいるんだと自覚させられ少々鬱になった。
何事もほどほどが一番だという事だな。うん、難儀なものですよ。
ところで本漫画は、単行本が2巻で止まっていて続巻が出る気配すらない。
今更だが調べてみたところ、休載してたんですね。
やっぱり無理無茶無謀のジェットストリームアタックな設定が、世間一般はおろか、世のオタクにとってもハードルが高すぎたのだろうか? 取りあえずそう言う事にしておこう。
posted by: YOG | 百合図鑑 | 00:51 | comments(0) | trackbacks(0) |-
戦う理由もよく判らん……
魔女と教会が戦う世界。
若干12歳で魔女見習いとなった未夜は、己の血を用いて宿敵である聖堂騎の命を狙う。
――と、改めてストーリーを簡単に書いてみると如何にも中世ファンタジーっぽい内容に思える本作ですが、実際は現代世界(もしくはそれに近い世界)を舞台にしています。
設定的には面白そうな感じもするのですが、設定が活かせていませんし、如何せん作画の技量不足は否めず、このようなアクション漫画を描くには厳しかったと思う。
まぁ私はそれでも話が面白ければ許せる人間なんですが……正直よく理解できないまま終わってしまう。
なにより、前半のゆったりとした進み方に反して、後半の凄まじい加速っぷりが、読者を完全に置いてけぼりにされてしまいます。
もっともその辺りは、大人の事情によるものなのかも知れませんが、主人公の未夜が慕うマスター倫子の強さや二人の関係等も表現しきれてませんし、登場人物の中には完全に空気の様な存在も居ます。
せっかくの百合的終劇も、いかにも取って付けた様な幕引きでは情緒も何も感じません。
全二巻完結済み。
posted by: YOG | 百合図鑑 | 00:54 | comments(0) | trackbacks(0) |-
百合甲子園

清澄高校に入学した宮永咲は、幼馴染みの須賀京太郎に誘われて麻雀を打つ事になるが、そこで出会った原村和らと共に全国大会を目指すが――っと、面倒臭いからストーリーはいいやもう。

私は麻雀大好きです。娯楽として見ても完成されたシステムだし、ゲームとして純粋に面白いと思う。
だからお金をかけなくても面白いと思える人間であります。
麻雀漫画も大好きだ。
流石に近代麻雀を毎号読んだりはしていないが、基本的な人気作品は一通り読んでる。
そして私は萌え漫画も好きだし、何より百合漫画が大好きだ。それらは生活して行く上での必須燃料でもある。
そんな私が大好きな物が一体化した凄い作品が存在する。
そんなわけで、今回は咲−Saki−を紹介する。
いつもよりテンションが高いのは、ここ最近では一番のお気に入りである事に加え、つい先日咲オンリーイベントで同人誌を沢山入手出来た喜びと、DVD一巻を購入(2巻の予約済んでる)した勢いと、本日パセラに行って咲コラボのメニューを食してきた満腹感によるものだ。

さて、麻雀+美少女という組み合わせはかねてより「脱衣麻雀」という代物が常に存在していた為、別段不思議ではないし(私が麻雀を覚えるきっかけはスーパーリアル麻雀P−IIでショウ子ちゃんをひん剥く為だ)、麻雀漫画の中にも突発的な作品は存在していたし、高田祐三の「トリツキ君」なんて存在もあった。
しかし本格的な長編のストーリー物で(形態的になスポ根に近いか?)萌えと麻雀を融合させた作品は本作が初めてだろう。
丁寧な作画で萌え漫画としても素晴らしい本作だが、実を言えば麻雀漫画としても、主人公とライバル意外の残り二人の面子は黒子扱いになる作品が大多数を占める中、丁寧な闘牌シーンが描かれている良作だったりする。
本作で麻雀漫画を知った人は不思議に思うかもしれないが、数ある麻雀漫画において、卓を囲む4人がそれぞれの意思と知略・戦略で勝負に挑む作品ってのは意外と少ないのです。
無論、本作には理論無用な異能的なパワーに基づく強引な展開も多いが、だがそれもそのキャラが持つ打ち方であり、ちゃんと他のキャラは如何にそれに打ち勝つかを思考している。
単行本一巻が出た頃、表紙の絵を見て「麻雀で萌え漫画描いてどーする?」「中身の無い麻雀漫画はつまらない」「ギャグ(と勝手に思っていた)でやるなら徹底的にやらなきゃ駄目だ」とスルーしてましたが、2巻が出たあたりに試しに買って読んでみれば、非常に丁寧な漫画なのでびっくりした。
女子高校生達が麻雀を打ち、それが多くのメディアで話題になるという、現実世界では決して有り得ない物語も、麻雀が野球ばりに国民的競技になっているパラレルな日本とする事で、あっけない程に難なくクリアしている。
全国大会へ向けて一致団結し、基本的に努力・友情・勝利の三原則にのっとった展開で進む本作は、甲子園を目指す野球漫画(しかも魔球とかあるタイプ)と何ら変わりはなく、熱い勝負が展開している。実に素晴らしい。
麻雀の世間に対する普及に貢献した人物としては、故・阿佐田哲也、小島武夫、片山まさゆきの三人の名前が大きく上げられるが、本作を描いた小林立も大きな貢献をしていると言って良いのではなかろうか? そのくらい麻雀に興味を抱かせる事に成功している作品であり、そういった意味も加えれば、麻雀漫画として満点を付けたい。
さて、麻雀漫画としての面白さは説明したが、本作がマイブーム化しているのは、片山まさゆきの大傑作「ノーマーク爆牌党」以来の傑作麻雀漫画として認識しているだけではなく、ここ最近読んだの百合作品の中でも花丸満点な漫画だからである。
読んでいる方には説明無用だろうが、本作に登場する巨乳ヒロイン和は、男にはこれっぽっちも興味を見せず、主人公の咲に対して猛烈な愛情を注いでいる。そりゃもう一途なもんですよ。ええ。
(中学時代は優希との関係が怪しかった模様だが、それにしても相手は女だ)
主人公の咲が属する清澄高校麻雀部には、彼女の幼馴染みである京太郎という男性キャラが居る。
彼以外は全て女子部員(当然みんな美少女だ)というハーレム的環境で、それなり出番もあるキャラなのだが、普通こういう状況であればおいしい役どころになるだろうし、それが普通なのだが、そのような悪夢的展開は現時点では欠片も感じられない。
そのくらい空気なのだ。ここまで安心出来る男性キャラはそう居ない。
(まぁタコス一人を生け贄に差し出さなければならない可能性はあるが……)
麻雀漫画である以上、敵は3つのチーム(高校)があり、地区大会の決勝戦に残った清澄を含めた4校には、必ず百合ップルが存在する。何とも憎い配慮である。
中でも鶴賀学園のゆみと桃子のガチっぷりは目を見張るものがある。素晴らしい。ブラボー!

とーにーかーく、テレビアニメ化もされ、今現在は良いGONZOな状態で大満足でございます。
まぁアニメはこれから悪いGONZOパワー発動で、きっと暗黒麻雀チームみたいなのが出てきて、風越のコーチあたりが各高校から代表者を募った特別編成のチームで戦いを挑んで大ハッスル的な展開にでもなるだろう。うんきっとそうだ。(尺の関係でオリジナルな展開になるのは間違いないしね)
咲に限って言えば、それはそれで楽しみなんで、異能バトル物になっても各校の百合パワーを大切にしてさえくれれば今回は支持しますよ。ええ。

あと、本作を読んだ私は、他の作品に対する物とは違う感情を抱いた。
それはずばりセクシャリティだ。
私は普段好きな漫画を読んでも、そのキャラに性的な興奮は求めない。
つまりその作品のエロ同人誌等の18禁的二次創作を欲しい思う事は殆どないのだ。
しかし本作は、和さんの表情や視線、仕草が一々エロく、またそれが向けられている相手が咲である事、そして健全漫画故に寸止め的お預け状態が続く事もあって、精神衛生上エロ二次創作は必要不可欠と判断された。
エロ無しでも十二分にいけますが。世の中の同人作家さん達には、エロの有無を問わず本作の二次創作に力を注いで頂きたく思います。
無論創造主であります小林先生には、今後も素晴らしい本作の執筆を頑張って頂き、麻雀と百合の伝道師としての活躍を期待しております。

posted by: YOG | 百合図鑑 | 01:42 | comments(0) | trackbacks(0) |-
女子高生奇天烈SF
 ちょっと惚けた感じの高木さんとしっかり者の金村さんは仲の良い女子高生。そんな二人は、高校入学時に「友達選定」という制度によって選ばれたパートナーだった。
――というわけで、今回は「奇妙奇天烈」という言葉がぴったりな漫画「第七女子会彷徨」です。
ディスコミュニケーションの植芝理一氏と、それでも町は廻ってるの石黒正数氏の作風を足して2で割った雰囲気と言えば伝わりやすいでしょうか。
現代と比べて飛躍的に技術が発展している未来の日本を舞台に、「友達選定」というシステムによって友達として組み入れられた二人が、何だか良く判らない事態に巻き込まれたり、まったりとした日常を送る話だが、発生するイベントは一々相当凄い事が起きているにも関わらず、あまりにも突飛な物ばかりなので何処まで真面目で、何処からギャグなのか判らなくなる。
例えば第二話では「何だか解らないものが日本を破壊しながら縦断している」というニュースが流れ、主人公達の暮らす街にも、それがやって来るわけだが本当に「何だか解らないもの」によって街が破壊されるのだ。(事実それ意外に表現できない)
にも関わらず当人達は驚きつつも、意外とすんなり受け入れている辺り、本作の世界観の無茶苦茶っぷりがよく現れていると思う。
そんな宇宙人や未来人や幽霊が当たり前の世界で、のんびりまったりマイペースに生きる高木さんと、そんな高木さんを放っておけない金村さんの二人の日常が面白おかしい。
さて本作は決して百合作品というわけではないが、学校側のシステムによって出会った二人が、時を経て真の親友となった過程と、そして互いが時折見せる友情以上の感情が百合スキーな煩悩を刺激します。
第8話表紙の二人の可愛らしさなんて飾っておきたい程ベリーグーっすよ。
posted by: YOG | 百合図鑑 | 23:35 | comments(0) | trackbacks(0) |-
デストロイ ゼム オール!

家を出ていた姉が帰ってくるとの報を受け、喜び勇んで帰宅したみすずを待っていたのは、姉とは似ても似つかない、百合星からやって来た宇宙人と自称しナオコと名乗る変な女だった。
――とそんな導入はあるものの、終始意味の無い話が延々と続くシュールな漫画です。
タイトルにはっきり「百合」と謳われている本作ですが、あくまでネタとして用いられているだけであり、物語の主題でも何でもありません。
えっと、一応主人公(?)のナオコさんは幼女が好きらしいのですが、あまりにつかみ所の無いキャラなので、その辺りも本気なのかどうか判断付きかねます。
可愛らしい外見とは裏腹に、とにかく内容もキャラクターもシュール極まりなく、タイトルに釣られて買った人の中には、「騙された!」と感じる人が居るかもしれません。
ただ不条理漫画が好きな方、無意味さに楽しみが見いだせる方にはお奨め出来ますが、それでも何よりネタがマニアック過ぎるので、楽しめる人の敷居が高いですね。やっぱ。
私はと言えば……百合抜きでも十分楽しませて頂きました。
と言うのも、随所に出てくるシューティングゲームネタの方が百合ネタよりも楽しいからです。
グラディウスやメタルブラック、バトルガレッガやR-TYPEなど、各所に名作のネタが潜んでいて、シューティング野郎にはたまりません。
あと1巻の初回限定版にはCDが付いてました。
特に欲しくは無かったのですが、当初は限定版しか販売されていなかったのか通常版が見あたらず、結局がCD付きの物を購入したのですが、実はまだ聴いてません……。

 

posted by: YOG | 百合図鑑 | 23:51 | comments(0) | trackbacks(0) |-
自家製ポーションはいかが?
 
SuperLovePotion (MUJIN COMICS)
ぢたま 某
ティーアイネット






高校に進学した椎本綾は、そこで周囲からどこか浮いている高柳彩と出会い、その陰りのある雰囲気に次第に惹かれてゆく――と、展開そのものは基本的な百合フォーマットにのっとったものですが、そこはしーしー系の大御所(らしいですね)ぢたま氏の趣味とパワーが全開で炸裂する飲尿漫画となります。
タイトルからして、内容を的確に表現してますね。すげー。
エロ漫画故にスケベシーンが連続して発生しますが、それでも精神的な繋がりが強く感じる百合的にも良くできた作品です。
とても可愛らしい絵柄で押し寄せる怒濤の変態プレイを受け入れられるか否かで、本作の評価は変わるんでしょう。
個人的にはどうしてもこの趣味には同意できないので、そういったシーンが出る都度にストレスを感じてしまいますが、その辺全くOKな方であれば最高の作品になるのではないでしょうか。実に惜しい。
基本的に百合オンリーですが、ふたなりキャラも出てくるので、許せない方は注意が必要です。
一巻で完結してますが、作者によりますと、全体的な構成としては1/3程度の消化との事なので、是非とも(もう少し変態度を抑えて)完全版を描いて頂きたいが、まぁいろんな意味で無理なんでしょうね。
posted by: YOG | 百合図鑑 | 23:46 | comments(0) | trackbacks(0) |-
モエモエソックス(笑)
中学から聖リシャール学園に通う事になった脳天気な少女明治あぽろは、入学初日からルームメイトである森永ちろるが大切にしていたチョーカーを無くしてしまった事で拒絶される。
しかし夜を徹して探し当てたあぽろの頑張りが、凍ったちろるの心を溶かしてゆき、やがて二人は親友へとなってゆく。
――とまぁ、全寮制女子校を舞台にしたルームメイトとの愛情を描いた作品で、何処かで見たような展開が終始続きますが、登場人物の名前は、甘く可愛らしいイメージでチョコレート関係のモノを宛ったのでしょうが、ちょっとやりすぎと感じる程へんてこりんです。
ぐりこだのきのこだのちろるなどあぽろだのって……(全員平仮名なんで並べると読み辛い)あぽろなんて名前、他にはロッキーに出てくるアフロボクサーくらいしか思いつかないっすよ。
とーにーかーく、如何にも萌えを追及した絵柄に、あざとい名前、そしてお約束的な展開と、百合作品としては妙にギャルゲーチックな漫画であり、個人的には如何にも的な可愛らしさが鼻につきます。
とは言え、百合漫画としては短い話数でうまく纏めた良作であります。
特に最終回の教会でのシーンは本作屈指の名シーンと言えます。
絵柄に抵抗がなければ是非一読の程を。
なお、作者のあらき氏の趣味なのか、それとも編集サイドからの指示によるものなのか、パンツネタが多いです。
特に同時収録されている短編などは、パンツを本人の意思で脱がす事で奴隷化するという、トンデモ百合漫画です。まったくけしからん。是非ゲームにしてくれ。
posted by: YOG | 百合図鑑 | 23:05 | comments(0) | trackbacks(0) |-